【否定的ダブルバインド】相手の意思の自由を奪う話法

否定的ダブルバインドとは

相手に選択肢を提示するが、どちらを選んでも間違いである。しかし選ばなければいけないとなった時に、自分自身で何かを選ぼうとする意欲が奪われていきます。

自分で選ぶ意欲を奪うことで、相手を意のままにコントロールしようとする洗脳などで用いられる話法です。

否定的ダブルバインドの具体的な説明

否定的ダブルバインドとは何か。

切るに切れない関係性の相手から選択肢を提示されるが、そのどちらを選んでも不正解だとする。しかし、どちらかを選ぶように相手に選択を迫ります。

どちらを選んでも不正解だが、選ばなければいけない。
でも、どちらを選んでも不正解だし・・・という無限ループの中で、自分の意志で判断して選択することを放棄します。

この選択放棄状態は洗脳に最適な状態とされています。

自分が何を選んでも不正解だが、この人の選択に従えば間違いがないという思い込みを持ちやすくなるためです。

選択肢を提示しては選択を否定することによって、自身で選択するという意欲を奪うことを目的とした話法です。

否定的ダブルバインドの使い道

洗脳的話法の否定的ダブルバインドですが、意外と身近なところで良く使われています。

僕の感覚では、ハラスメントやDVなどの精神的な攻撃が発生している環境では、否定的ダブルバインドが発生しているように思います。

例えば、次のような関係性でも起こりえます。

親子関係

親が子供に「今日の夜ご飯は、カレーかハンバーグどちらがいい?」と聞いたとします。

子供が「カレー」と答えると「そんなにご飯が余ってないでしょ!」と怒られる。じゃあとばかりに「ハンバーグ」と答えると「今から作ってたら間に合わないでしょ!」と怒られる。

どちらを選んでも不正解で、怒らせてしまった・・・どうしよう・・・という息の詰まるような苦しい状況が否定的ダブルバインドです。

子供にとっては、もう正解が何かわからないパニック状態です。
ここで「お母さんの好きなものでいいよね?」と言われると、子供は「うん」と言うしかないような精神状態です。

子供に選択の自由を提示しているようで、いかなる選択も否定することによって選ぶ意欲を削いでいます。

そして、このような会話が積み重なっていくと、その子供は自分で考えて決める事ができない大人になるのは想像に難くないと思います。

否定的ダブルバインドについてのまとめ

否定的ダブルバインドは、逃げられない環境(逃げられない相手、逃げられない場所)が不可欠です。

親子であるとか、職場であるとか、恋人であるとか、簡単に切るに切れない関係性の中で、どちらを選んでも不正解の選択肢を提示し、その間違いを叱責することによって成立していきます。

否定的ダブルバインドは縁遠い洗脳話法のようで、実は身近な洗脳話法なのです。

だからこそ、否定的ダブルバインドを自身は使わず、また、使われていると気付いたら、逃げ道はあるし、選択権を放棄してはいけないという事を常に自覚することが大切です。

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