【分離法】相手を否定せずに自分の意見を通す話法

分離法とは

相手の意見を分解して、その分解した要素を肯定しつつ、こちらの言い分も通すという話法です。

分離法の具体的な説明

分離法の例としてよく用いられるのが、「建前ではなくて本音を聞かせて」という言い方です。

相手の意見を否定していませんが、こちらの意とそぐわないので、本音を聞かせてという言い方によって別の意見を引き出そうとしています。

このように相手の意見に対しての報酬を誘導的に展開する話法で、そのテクニックとしては次のようなものがあります。

相手の一部を味方にする

相手の一部分をこちらの味方にするというテクニックです。
ニュアンスとしては、”あなたの気づいてないあなたを私は気づいているよ”といったものです。

「建前ではなくて、本音を聞かせてほしい」という言い回しはこれにあたります。

”あなたの本音が別にある事は知ってるよ”という意味がその言い回しには含まれてます。

占い師さんなどが使う話法でもあります。

自分を一部切り離す

自分の一部分を切り離して、責任をそちらに転嫁するというテクニックです。

例えば「酔った勢いで、らしくない事をした」という言い回しを、お酒を飲んで招いたトラブルの言い訳に使う人がいます。

これは、”酔った自分”を別人格として切り離して、その別人格の酔った自分の責任にしようとする話法です。

実際は、何かの間違いの責任は自分自身にあり、お酒を飲んでいても、シラフであっても関係なく自分自身の責任なのですが、それを酔った自分を切り離すことで責任の所在すらも切り離しています。

時間、行動、量を分離する

時間、行動、量を分離する事によって要求を通しやすくなります。

例えば、「今日、残業できる?」と聞けば、イエスかノーの回答になりますが、時間を分離して「今日、何時まで残業できる?」と聞く話法です。

時間を分離して、時間を質問することによって、残業ができるかいなかの質問ではなく、残業をする前提で何時までという質問に変化しています。

同じように、どのように(行動)、どれぐらい(量)にも応用することができます。

分離法についてのまとめ

僕の感覚ではありますが、意外と自然に分離法を使っている人が多いように思います。それぐらいまでに、使いやすい話法であるとも言えます。

ただ、あまり使い慣れてない人が使い慣れるまでは、”分離する”ということに苦労するかもしれません。

もしイマイチ使いこなせないな・・・という時は、そこに光を当てるというイメージで話すと使いやすくなると思います。

量に光を当てるなら「どれぐらいならOKですか?」、時間に光を当ててみるなら「何時ぐらいですか?」などなど。

粒立てるイメージを持つと使いやすいんじゃないかな?と思います。

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