【書籍】「その決断がすべてを解決する」の要点と感想

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ネガティブ思考はダメだ!

そう思っている方には、その考え方を否定し、ネガティブ思考こそが人生を変える大きな力を持っているのだと教えてくれる書籍「その決断がすべてを解決する」。

巷にある自己啓発系の本とは一線を画すというか、非常に読みごたえがある一冊だった。

好みが分かれる一冊ではあるけれど・・・

  • マイナス思考な自分がイヤだ・・・
  • 自己啓発に頼ってきたが全く成果が感じられない

そう感じている方には画期的な一冊と言えるかもしれません。

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「その決断がすべてを解決する」が伝えようとしている事

その決断がすべてを解決する」の著者、マーク・マンソンさん。

アメリカで著名なブロガーの1人で、毎月40万人が訪れるブログを運営されており、そのブログの中で書かれたマーク・マンソンさんの幸せとは何かについての考えをまとめたのが、「その決断がすべてを解決する」です。

なんと、全世界37ヶ国で販売され合計330万部以上を売り上げ、アメリカのamazonでの年間売上第一位の一冊です。

この本で貫かれている考え方はこうです。

  • ネガティブ思考でいい!凡人であれ!

これが本当の意味での幸せに繋がる考え方なんだぞ!というのが本の中で貫かれている主旨です。

逆にいえば、ネガティブを嫌い、自分は特別な人間なんだという励まし方をしている限り、いつまでたっても幸せになれないぞってことなんです。

今これを読まれてドキッとしたあなた。

もう少し掘り下げて、この本について書かれている事を説明させてもらいますので、お付き合いください。

「その決断がすべてを解決する」が役立つ人

ネガティブである事を歓迎し、平凡であろうとしろという。

そうする事が、全てを解決する道筋なんだという、一見するとトリッキーな発言のようで、「その決断がすべてを解決する」を読むと、言いたい事には理がある事が理解できるようになります。

ただ、なぜそうする事が幸せにつながるのか。

ネガティブを歓迎せずに、平凡であろうとしない人がいつまでも不幸なままでいる理由を具体的かつわかりやすくするために、マトリクス表を用意しました。

ネガティブはダメネガティブで良い
自分は凡人だ
自分は特別だ

この表の各マス目について、少し具体的に説明をさせて頂きます。

D ネガティブはダメだし、自分は特別だ

ネガティブな考えはダメだ。
だからこの考え方をなんとかしなくてはいけない・・・。

そこで、自分は特別だと思うこと。

自分は特別だから、もっと前向きに考えていこうよ!という考え方を推し進める自己啓発本が多いが、これは効果がないというのが著者の言いたいことです。

ネガティブな出来事や感情は、ネガティブだと認めること。
自分は凡人だから、そういう事が起きるのは当たり前だと認める事。

そこから問題解決の道は始まるという考え方です。

C ネガティブはダメだが、自分は凡人だ

ネガティブ思考はダメだと思っているけど、自分は凡人だしな・・・。

これは、ネガティブ思考はダメだと自分にいいつつも、凡人だからそれをどうにもできないという諦めの状態にあるとみる事ができます。

ある意味では卑屈になって、拗ねているとも言えます。

これも、目の前の問題を解決する事にはなりませんので、この状態もダメだよって事になります。

B ネガティブでも良いが、自分は特別だ

ネガティブでも良いが、自分は特別だと思っている。

この状態にあると、自分は特別だから、目の前の問題は本気になればなんとかなるし、スグに解決できる!と、問題を小さく見てしまう事があります。

そして、問題が大きくなった時に解決に取り組んでみるが、自分の対処できるサイズではないほどに大きくなってしまっていて、手遅れになったり、大きな損失を被ったりします。

だから、この状態も好ましいスタンスではありません。

A ネガティブで良いし、自分は凡人だ

ネガティブでも良いし、自分は凡人である。
著者が最も伝えたい、問題解決に役立つスタンスがこれです。

ネガティブでも良いというのは、自分に対して悲観的になったり、現実に対して悲観的になったとしても、それに抵抗しない。

そりゃそう思うよ、そう感じるよと受け入れる。

そこで、自分は凡人なんだから・・・と思うことで、現実に対して過度な期待もしないので、そういう問題が起きる事もあるよな・・・と受け入れやすくなります。

問題の解決に向かう時も、自分は凡人なんだから、努力も苦労も必要なんだという覚悟がしやすい。

覚悟しやすいので、いち早く問題に向き合いやすく、自分の能力を過信しないので、他者のチカラを借りるという選択肢を取れる。

だから、結果として問題解決がスムーズに行く。

これが、ネガティブでも良いし、凡人である事を大切にせよ!という事に繋がってきます。

「その決断がすべてを解決する」のポイント

ネガティブでも良いし、凡人であれ!という考え方は、問題を乗り越える上で大いに役立つ考え方なので、是非取り入れてみてほしい。

巷にある自己啓発本は何一つその事に触れようとしないから、自己啓発本を読んでも人生が全然変わらないじゃないか!と嘆いている人が減らないんだよ。

そういった類の憤りも著者は本の中で見せています。

そして、ネガティブでも良いし、凡人であろうとする事で人生はこう変わると著者は伝えています。

問題を解決した向こうに幸福がある

幸福になりたいのは誰しもが思う事ですよね。

ただ、問題を回避して幸福になるための方法を求めているのなら、それは大間違い。問題を解決する過程で成長し、そして問題を乗り越えた時にこそ幸福は訪れる。

幸福は問題の向こうにしかないのだから、問題を回避するな。問題を乗り越えろ!というのが著者のスタンスです。

マッチョな考え方だけど、やはり、現実を見て、当たり前の事を強い語調で言ってくれています。

問題がなくなる事は”ない”

問題がなくなる事がしあわせではなく、問題を乗り越える事によって幸福は得られる。だから、問題がなくなる事はない。

より大きな幸せを得るために、また新しい問題が訪れる。
だから、問題がなくなる事を理想としちゃいけない!

問題が訪れる事を歓迎し、乗り越える事で得られる快感を愛していけ。

そのためには、ネガティブな感情や出来事を否定せずに受け容れて、凡人だからこそ、その問題に少しずつ出来ることから解決していこうよ。

そうする事が、結果的にたくさんの幸せに囲まれた人生になるというメッセージも伝えておられます。

平凡でいいと思えた時から始まる

非凡になりたいと思っているから非凡になれない。
平凡でいい、どこにでもいるありきたりな自分で良い。

そう思う事から、非凡の道は始まると言う新しい見方を教えてくれています。

非凡になりたいと思う人は、自分に特別な才能があると勘違いし、その根拠のない才能だけで勝負をしようとするから勝てない。

平凡だと思える人は、その平凡さ故に自分は努力しないと勝てないと理解しているので、努力し、全力を尽くす。だから非凡な存在になれる。

平凡と思い、平凡だからこそ頑張ろう!と思う事から非凡の道が始まっている。

思えば、天才と言われる人ほど、その才能を認めずに、努力を絶やさない。

その根底には、自分は天才じゃないんだ、凡人なんだという考え方があるからだとするなら、しごく納得のいく考え方なんじゃないかな・・・と思います。

「その決断がすべてを解決する」の感想

アメリカのベストセラーであり、成功哲学を説いている自己啓発本でありながら、そこで書かれているのは、甘えるな!と言わんばかりのマッチョな内容。

最近、生ぬるい言葉ばかりを浴びていた自分には、ちょうどいい湯加減の本だったのかもしれない。

とても心に響いた。
良い本に出会えたな・・・と思う。

この著者の言っている事は、ネガティブな出来事に直面している時に一番聞きたくないことだし、一番受け容れたくない事だったりする。

でも、それを受け入れるまで、その問題は消えないし、問題が解決する事はない。

問題を解決するために今できる事は、現実を受け入れること。
凡人だと認識すること。

そして、幸せになっている人も凡人で、ネガティブに思う現実を何度も味わってきているということ。

そんな事を教えてもらった気がします。

もしあなたが、今を変えたいけど、行き詰まりを感じているのなら、一度読んでみる事をオススメします。

≫ 「その決断がすべてを解決する

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