「人生 変えたい」と思いながらも、何から手を付けてよいのかわからない…
そんな日々を昨年末から今年に入ってからずっと抱えています。その中で自分の中で見えてきたことがいくつかあります。
その一つが自分の価値観をもっと貢献ベースにすべきじゃないか?ということ。
逆に言えば、今までの自分は貢献するよりも、貢献されることにばかり注力していたような気がするのです。ここを変えることから、人生を変えることになるんじゃないかな?と思うんです。
「貢献」とは何か?—自己変革の原点
まず貢献とは何か。
- ある物事や社会のために役立つように尽力すること。
- 貢ぎ物を奉ること。また、その品物。
貢献(こうけん)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書貢献(こうけん)とは。意味や使い方、類語をわかりやすく解説。[名](スル)1 ある物事や社会のために役立つように尽力すること。「学界の発展に—する」「—度」2 貢ぎ物を奉ること。また、その品物。 - goo国語辞書は30万9千件語以上を収録...
尽くすというイメージを描くとほぼ間違いが無いと思います。
この”尽くす”という発想が今の自分には不足していた。いや、不足どころではなくて、まったく正反対の方向に進もうとしていたと気付いたのです。
ギバーとテイカー
「GIVE & TAKE」という有名な書籍があります。この本に書かれていた内容が今の自分に強く残っているのです。書かれていたことを一言で言えば”ギバーが成功しやすく、テイカーは最終的に失敗する”ということです。
では、ギバーとテイカーとは何かと言うと…
- ギバー … 与える人
- テイカー … 奪おうとする人、欲しがる人
ギバーが成功しやすいよ、だからギバーになろうってことなのです。
この本を読んだ僕は当然自分をギバーだと思っていたけど、その深層心理、本音の部分ではテイカーだということにアラフィフの今、ようやく気付いたのです。
なぜ自分がテイカーと気付けたのか
自分がギバーであり、テイカーであることになぜ気付けたのか。一言で言えば、それは”自分には何もないという現実に直面したから”というものがあります。
- お金はない
- 知識もスキルも積み上げてない
- 友達もいなくなった(縁を切ってしまった)
こういう現実に直面して、自分はテイカーだったんじゃないか?という事に気付けたのです。
得られないのは与えてないから
思うほど貰えなかった、得られなかった。そんな不満ばかりが溜まっている。
反面、自分は誰かに与えたか?と考えると…与えてないよな…。出来ることがあるのに、やろうとしなかったよな。でも他人には人一倍、求めていたんじゃないか?
与えてないから得られない。ただただそれだけなんじゃないか?と思い始めてから、色々と合点が行ったのです。自分のしている事は自分が何かを得るためだけだったんじゃないかと。
貢献してこなかったから、何も得られていない現実があるんだ…と。
そして、そこが分かったことで、日常の中にあるすべては”貢献”によって設計されているのでは?と思うようになったのです。
貢献が生み出す流れ
貢献が不足しているから、何も得られないのだ。それをあらゆる場面で感じる。そして、世の中は貢献で回るように設計されているのでは?と感じる。
その一例を列挙してみたいと思います。
お金(仕事)
一番わかりやすいのがお金です
お金を得るにはたいてい仕事をした後ではありますが、仕事そのものはまさに他者への貢献です。貢献した度合いに応じて得られる対価も多くなりますよね?
貢献が先ずあります。貢献しなければ対価はありません。
人間関係
人間関係も、貢献があるから関係が続きます。
例えば、友達が困っているから手助けをするという貢献。それが友達と言う関係性を保つことに繋がります。逆に言えば、友達が困っていても無視していれば亀裂が生じるし、「いつも助けているのに…」と友達から恨みを買うかもしれません。
貢献があるから人間関係が生まれ、育ちます。
知識やスキル
知識やスキルも、実は貢献が土台にあるのかどうかで全然価値も意味も変わってきます。
例えば、本を読む理由が「あの人物知りだね」と褒められたい、知識でマウントして優位に立ちたいという、自身の欲望のためならその知識は相手を傷つける武器になります。
でも、本を読む理由が、得た知識を使って誰かを助けたい、喜ばせたいという貢献が土台にあるなら、それらの知識やスキルは相手をより良くすることになり、ひいてはお金や人間関係に繋がってきます。
健康や美容
健康や美容も貢献という価値観で見れば意味や意義が変わってくると思います。
例えば、自分を美しくして、人から注目を集めたり、称賛されたいという欲望を持つことはあるかもしれませんし、それは悪くないかもしれません。しかし、それを得ることが目的で健康を害したり犠牲にするようなことがあると本末転倒になるようにも思います。
美しさと言う意味で言えば、身だしなみを整えるのは、目の前の人を不快にしないためだとはよく言います。褒めてもらうためではないのです。でも、身だしなみを整えていることで、それが「いつもきれいにしているね」という褒め言葉に繋がることは珍しくありません。
だから・・・
「貢献」が中心にあることで、人生は豊かになりやすくなるんじゃないかな?と思うのです。
よくよく考えると貢献の反対の”奪う”という価値観。これは誰から奪っているのかというと、他人からです。他人から奪うことで自分が満たされるという発想です。
人は離れますし、離れれば豊かになる可能性が減るのも当然ですよね。
その当然っぷりに僕は今ようやくだいぶ手遅れ感を感じながら気づきました。それでも「貢献」を中心に置いて人生を再構築していきたいな…と思っています。
これを読んでいるあなたがどんな状況や心境かわかりませんが、この記事を読んだことをキッカケにして、「貢献」を意識することでもしかしたら人生を再生できるんじゃないかな?なんてことを思って書きました。
もし参考になりましたら、嬉しい限りです。
コメント